レーザープリンターにインクジェット紙を入れてはいけない

「そろそろ年賀状を印刷して発送しなければ…」そんな時期になりました。

デザイン面は印刷会社に外注していても、宛名面だけは事務所のプリンターで印刷するというところが多いのではないでしょうか。

年賀はがきの印刷にレーザープリンターをお使いの場合、年賀はがきは必ず「普通紙」を購入してください。「インクジェット紙」をレーザープリンターに入れてはいけません。

インクジェット紙の表面コーティングがトラブルのもとに

インクジェットプリンターは、その名の通り「インクを用紙に吹き付けて」印刷しています。インクは大部分が液体ですから、普通紙ではどうしてもにじみが出てしまいます。

そのため、きれいに印刷したい場合はインクがにじみにくくなるよう表面にコーティングが施された「インクジェット紙」を使います。

一方、レーザープリンターは顔料の粉(トナー)を用紙に熱接着することで印刷しています。

レーザープリンターでインクジェット紙に印刷しようとすると、用紙表面のコーティングが熱で溶けてしまい、その粘り気でプリンター内の用紙に接するところにくっつきやすくなるのです。その結果、紙詰まりを起こしやすく、最悪の場合はプリンターの故障につながることもあるのです。

レーザープリンターには原則普通紙を使う

レーザープリンターは印刷対象物に熱が加えられるので、シールなど普通紙以外の用紙に印刷したい場合は、「レーザープリンター対応」と明記されたものを使用してください。